(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

引かぬ男こそ漢

この程度で引いているからダメなのだ。これを全て受け止める包容力がある男こそ漢(おとこ)。

「萌え系アニメのグッズ」「大量のペットの服」「アイドルのポスター」か。かまわん、ういヤツではないか。そういう趣味があるのもかわいいではないか。そういう部分を愛せ。愛でてやれ。キャラクターとかペットとかアイドルを本当に好きなヤツは、目の前の男も本当に好きになれる。何かを愛せぬものに、男は愛せぬ。愛がある女なのだ。むしろ幸運に思うべし。
「ギャンブル関係の雑誌」「麻雀卓や牌」だと? 丁度いいではないか。一緒にその話題で盛り上がれ。そして卓を囲んでやれ。趣味を同じくできるというのは、何かと都合が良いではないか。まして、ギャンブルに偏見がないこともいいことだ。偏見は視野を狭くする。冷静に物事を判断できるおなごがも知れぬぞ。2人でギャンブルにはまり過ぎないようにして、適度に楽しめ。
「カートン買いのタバコ」「葉巻」か。広い心で許してやれ。貴殿は酒を嗜むか? 茶やコーヒーはどうだ。それを楽しんでおるなら文句は言えぬ。嗜好品とはそういうものだ。嗜みである。誰が何を楽しもうとも勝手だ。まして貴殿が嗜むものがあるならば、人に何か言える立場でもあるまい。
「成年向けの本・雑誌」か。それはなんという幸運。そのような姫になかなか出会うものではない。そなたは果報者である。褒めよ、称えよ。汝、幸いなるかな。そなたはエロ本、エロDVD所有の自由を手に入れたのだぞ。この世では捨てられる者の方が多いというのに。このような悲劇は現に起きている。

この世はこれが現実だ。エロに関わりしものは男が集め女が捨てる。これが世の習いである。それに反せし姫は、そなたの味方なり。果報なり、めでたきなり。
あえて言えば、そもそも「女性なのに」という前提でこういうアイテムを見るから引くのである。既成の価値観で判断するから引くのだ。イメージを捨てよ、常識を捨てよ、そして願望を捨てよ。ありのままを受け入れ、目の前におる女性をそのまま愛せばいいではないか。
卿はこのフルセット揃った姫君ですらも受け入れる自信がある。猫耳をつけて、片手に大きなぬいぐるみを抱えつつ、もう片手で「中」を強打しリーチする女性が好きである。なんならついでに葉巻をくゆらせてもかまわんし、リーチ後に上家に振り込むものなら、即座に部屋のサンドバックに右アッパーを叩き込んでも構わぬ。その姿をむしろかわいいとすら思うであろう。真の漢とはそういうものである。
腐女子ウエルカム」。そう言える男こそ漢。これが言えない男は女性に「オタクは嫌い」と言われても怒れぬ。自分が「腐女子」というレッテルひとくくりで受け入れない以上、人に「オタク」というレッテルひとくくりで判断されても仕方ないではないか。
腐女子とかオタクとか、そういうレッテルを超越したところに全ての価値はある。釣り記事に騙されず、汝の目の前の乙女を愛せよ。

被害者側の人権派

これはマスコミも取り組んで欲しい。最高裁で被害者匿名化を初適用。

最高裁では今回が初の適用。弁論では検察、弁護側双方が被害者を名前ではなく「甲」「乙」「丙」などと呼んだ。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080313/trl0803132321015-n1.htm

これはいい制度だよねえ。ガンガンやるべき。
いや、オレは常々被害者の氏名が晒されるのはどうかと思っているのですよ。加害者はともかく、何故被害者が晒されねばならんのかと。被害者は文字通り「害」を「被」った側であって、なんも悪くなにのに、どうして個人情報を暴かれなくてはならんのか。これが不思議でならないんですよ。悪いのは加害者であって、被害者ではない。
しかもですよ。時に被害者の実名が出ているのに、加害者の実名が出ないときがありますからね。……ホワイ? 全く意味がわからん。ま、人権だとかなんとか能書きはあるわけですが、オレは根本的な問いかけをしたいのです。

被害者と加害者 守るべきはどっち?

オレは被害者は守られるべきだと思っているわけですよ。被害者の人権とか名誉とかを大事にしたい。そういう意味での「人権派」なのです。不幸にして事件の被害者となった。その被害者はマスコミ報道や、この事件でも理由となっているような報復、その他もろもろの二次被害から守られるべきである。だから被害者は匿名でもいいのではないか。そう考えております。
ところが、ちまたで「人権派」って言うと加害者を守る側なんだよね。加害者の人権。オレはここに疑問がある。極端な話、オレは被害者優先なので、加害者なんてどうでもいいんですよ。加害者は後回し。それが罪の報いってもんですし、罪と罰ですし、名前を晒すことで「あいつは悪いことをした」って情報が手に入ることが重要なんです。
ところが、世間で声がでかい人は加害者側なんだよね。何故だろう。ま、加害者の方が声を上げづらく、不利であるから味方も多いと。判官びいきっていうんですかね。そういうのならわかるけど、現実は被害者の方が圧倒的に弱い。誰も被害者を守ってくれませんからねえ。これじゃ不合理だし理不尽じゃありませんか。せめて被害者の匿名化くらい取り組んで、被害者を守るべきじゃねえですかねえ。
そしてこの問題はマスコミも無関係じゃない。マスコミはどうも加害者に対して弱いし、被害者に対して強い。弁護士にあれこれ言われることが恐いからか、ちょっと問題があるケースだとすぐ匿名にするくせに、被害者は根掘り葉掘り報道する。こういう姿勢がどうもねえ。
で、こういう反論すると「知る権利」を振りかざす。「被害者の素性を伝えることが使命でござい」みたいな。ただ、そんな使命ねえんだよね。そこまで誰も望んでない。殺人事件が起きたとき、被害者の氏名を知りたいっていうのは、単なる野次馬根性なんですよ。とりあえず知りたいと。ただ、そこに報道としての意味はないんだよね。被害者の実名を晒すほどの、被害者の人権を損なうほどの社会的意義。「知りたい」いうニーズがあることと「知らせるべき」というのはイコールじゃねえんですよ。
例えば「○○町に住む40代の主婦」という伝え方でもいいんじゃねえかと。この主婦が殺された。殺人事件の報道としてはこれで十分なんだよね。これを「○○××さん45歳」って伝える意義はどこにあるんかいね。遺族を晒す意義はどこにあるんだろう。こういうところに良識がないのが不思議でありゃしませんよ。加害者こそ個人を特定する意義はあれど、被害者を特定してどうすんのさ。
そういうわけで、こうした裁判所の取り組みはいいことだし、マスコミも是非取り組んで欲しいと願うところ。事件の本質を扱うのがジャーナリズムであって、野次馬根性に合わせて個人を特定する情報を伝えるのは違う気がするんだよな。ま、今のマスコミにジャーナリズムなんてないから無理か。

ブログのソリューション化

「ブログ・ソリューション」がうたわれる時代になるかもね。なかなか示唆に富む記事で、色々考えちゃいました。

リアルの世界で有名だからといって、ブログの世界でも読者を多く集められるかというと、そうでもないという気がしてきました。

有名人とブログ:Geekなぺーじ

そうなんだよねえ。有名人のブログといってもピンキリで。意外とお寒いことになっているところも多い。有名人のブログは人気になりやすいのは確かなんだけど、必ずしも人気になるかといえばそうでもない。広がりの有無の方が大事でねえ。それこそコンテンツの質次第。
有名人が有利なのは、まさに有名であるから。ファンがいれば見に来るだろうし、集客をしやすい。ただ、ネットで成功するにはファン以外を集めるかどうか。こっちが大切。ファンだけの狭い空間では人気になりようがない。既存のファンというパイの中に、どれだけネットを使う人がいるかという小さな話になる。一方、ネットには非ファンの方が圧倒的に多いわけで。こういう普通の人を見に来させる。そして定期的にチェックしたくなるようにする。やがてはリアルのファンとなる。こういうサイクルをつくれるかどうか。ここにかかっている。そういう広がり。
で、これは非有名人でも可能な話。有名人と違って最初からファンはいないし、知名度はないし、それこそゼロから始まるわけだけど、その後は有名人と同じ土俵だからねえ。スタート地点が違うだけで、あとは一緒。
ましてネットなんて実質主義の世界。氏素性・属性・性別・国籍はあまり意味がない。「誰が」って意味のない問いだから。あくまで「何を」の世界。誰がつくるかどうかは問題じゃなくて、何をつくったのかが問われる世界。無名の人がつくっても、良ければみんな使う。有名の人がつくっても、悪ければみんな使わない。内容主義。googleとかYouTubeの興隆を見りゃ明らか。
そんなことをつらつらと考え、「有名人と一般人の差はあまりないよなあ」と思った次第。
だからこそ、こういう方向に進むことはありうる。

ブログを書いて読者を集め、さらに読者をつなぎとめることを生業とするコンサルタントという存在が出現してくるのではないかと思いました。

有名人とブログ:Geekなぺーじ

あるんでしょうね。ブログプロデューサーみたいな。

多くの「有名人」は、そもそもパソコンが苦手である場合もあります。

有名人とブログ:Geekなぺーじ

パソコン使ったことがない人なんて、まだいくらでもいますしね。また使えるにしても、どうやってブログをやっていけばいいか、わからんって人も多いだろうし。細かな入力方法とか記法とか、トラックバックとかデザインとか。そういう雑多なことがあるからねえ。そういうのが面倒だからやらんって人も多いわけで。
人気ブログにプログラマーとかエンジニアなどのIT関係者が多いのは、こういうところが理由だよね。文章を書けても、ブログをやらなきゃどうにもならない。また、いい文章を書けてもITスキルが高いとは限らないので、デザイン性とか機能性に劣るブログになる可能性が高い。文章がうまいからって、いいブログになるとは限らない。
その点、IT関係者は元々その分野のプロなわけで、デザイン性や機能を高めることに関しては一日の長がある。少なくても最初の「ブログやる・やらない」の障壁は低いので、表に出てこないってことはない。その中でより面白いコンテンツのあったブログが人気になっていく。こういう面があるんじゃなかろうかと。
実際、オレなんかは細かなテクニックについては無頓着だし、詳しくないので、IT関係者のブログを見て学ぶことがよくありますよ。「おお、こんなやり方があるのか」と。自分が知らないテクニックとか工夫が詰め込まれている。そういうのを見て、オレはこっそり盗んで取り入れております。ばれないように、着々と。
でも有名人はそうやって着々とやる暇もないでしょうしね。人のブログで学んでいる時間もない。そういう意味でコンサルタントとか、プロデューサーとかの需要はあるんでしょうね。ノウハウをフルパックで提供する仕組み。
それが進むとソリューション事業になるんでしょうな。ブログ作成依頼を受けると、その依頼元にあったゴーストライター、デザイナー、広報担当、SEO担当なんかのチームを編成する。場合によってはカメラマンとかも入ってきたり。そういうコーディネートをするところが出現する気がします。ま、随分先の話でしょうがね。「一人親方」から「分業制」へ少しずつ変わっていくのかな?
ただこの心配はないと思いますよ。

将来は「ブログの世界は有名人ばかりだ」という状況が本格化するのかも知れないとも思った今日この頃でした。

有名人とブログ:Geekなぺーじ

有名人の名前を借りた商売は流行っても、結局は作り手がいないとどうにもなりませんからねえ。決してそれは枯渇しないと楽天的に考えてます。これからの世代はパソコンや携帯に抵抗がないんで、ブログとかの参入障壁はほとんどないでしょうからねえ。まだまだ面白い非有名人のブログは出てきますよ。またそうであって欲しいし。このあたり相変わらずバカポジティブ。ま、ブログのシステムを使いやすくするなんかの工夫は常に必要でしょうけどね。簡素にわかりやすく使いやすく。これに尽きるんじゃないですかね。
以上、つれづれと書いてみました。
(追記)2008/03/14 22:25
Geekなぺーじさんより、元記事の追記としてリンクを貼っていただいたようで。

さらに噛み砕いてわかりやすい解説記事:「タケルンバ卿日記:ブログのソリューション化」

有名人とブログ:Geekなぺーじ

どうもありがどうございます。

本日の謎の共催

全然意味が理解できなくて困っております。

2008年度ミス・インターナショナル世界大会が今年10月、マカオで「日本マカオ共催」として開かれることが決まり

ZAKZAK - 日本マカオ共催…ミス・インターナショナル世界大会

……どうやって共催するんだろう。飛行機で片道5時間あるし。まして隣国でもないしさあ。ワールドカップみたいに韓国なら隣だし、わかるけど。これは違和感ありまくり。
しかもマカオ開催だしさ。日本共催って、日本の催しの余地はどこにあるんだよ。おねーちゃんが最後来てくれるとか。でもそれだけだと共催とは言えんしなあ。なんだ、この共催って。考えれば考えるほど謎だらけ。何でマカオと共催するのが中国とか香港じゃなくて日本なんだろう。不思議すぎてよくわかりもはん。
この謎がわかる人はテレパシーを駆使して、オレに教えてください。

交通フリーダム

最近になって、いよいよ「北京オリンピック大丈夫か?」みたいなことになってきたわけですが、こういう動画を見ると、改めて中国の奥ゆかしさに感服せざるをえません。


信号のない交差点で、我先に突入し、案の定詰まりまくり、渋滞大爆発。さすがは三国志の国であり、見事な「孔明の罠」であります。
中国の人ってとにかくせっかちだから突っ込むんだけど、本当は譲り合ったほうが早いんだけどねえ。渋滞学なんかを読んでもそうだし、結構そういう実験結果も上がってきているんだけどねえ。
ただの交通風景なのに、見ていて飽きません。とりあえず突っ込むヤツ。自転車用道路を爆走するヤツ。対向車線を走るヤツ。車の中を縫うように歩くヤツ。皆さんフリーダムすぎます。道は塞ぐな、道は。

ポッチャリ共和国戦記

我がポッチャリ共和国の長年の議題がこれである。

「ポッチャリ」と「デカい」の国境線確定

これは重要な領土問題である。ポッチャリ共和国も様々な政変を経て、現在は第四共和制となったが、代々の統治者にとって最も頭が痛い問題である。
ただでさえ我がポッチャリ共和国の領土は膨張する一方であり、国内の兵力は手薄である。「ポッチャリの向こう側」ことブーデー帝国が仕掛けてくるゲリラ戦が悩ましい上に、デカ公国の問題が片付かん。
実はつい最近も柳原可奈子というスパイをブーデー帝国に仕掛けられ、ちょっとした紛争があったばかりだ。その際は「ポッチャリ共和国民よ、冷静になれ。柳原可奈子がポッチャリ共和国民であるはずがあるまい。ブーデー帝国民に決まっておるではないか」という歴史に残る我が演説により、国内の動揺を抑え、大事に至らずにすんだ。あれは森三中事変以来の危機であった。
そうそう。話はデカ公国であった。この国はかつてポッチャリ共和国から分離独立を果たした国であるのだが、その建国の経緯も不明確であるし、どこまでがデカ公国であるか、未だに判然とせぬ。しかもだ。我がポッチャリ共和国とデカ公国の間は一種の緩衝地帯になりつつある。現地住民は両者を行き来し、物資も豊かで、自由を謳歌している。これは非常に問題である。きちんと国境線を確定させねばならん。
元はといえば、こやつが出奔したのが問題だ。

彼奴は私が目をつけておったポッチャリ希望の星であった。間違いなく次代の星となるはずであった。ところがだ。いつの間にか、気がつくとデカ公国の手先になっていたのである。ポッチャリではなくなっていたのである。単にデカくなっていたのだ。
あとはこやつも我が国民を悲しませた。

我が国の同盟国であるオパーイ王国のオパーイ三世が「ヤツは良い」と言っておったのはそう遠くの話ではない。ヤツも有望であった。
ところがだ。あっという間にデカ公国に行ったではないか。何故だ、何故デカくなるのだ。何故ポッチャリせずにデカくなるのだ。何故だ、どうしてだ。
これがまだブーデー帝国につくならいい。諦めもつくというものだ。またダイエット山脈を越え、スレンダー大帝のもとに行くのも悪くない。あの険しい山脈を越えて行くわけだ。その心意気は認めざるを得まい。山越えに失敗し、我が国へ戻ってきても温かく迎えよう。ポッチャリ共和国はリバウンドは大好きだ。
しかしデカ公国ばかりはどうにもならん。ブーデーでもポッチャリでもない。デカいのだ。あらゆる価値観を超越しておる。それでいて我がポッチャリ共和国から有望な人材を引き抜いておる。聞くところによると、ブーデー帝国からも人材を集めているらしい。じわじわと我が領土を侵食しておる気がする。一大事だ。国難である。
当面はmisono将軍の動きが焦点になろうか。彼奴は一時ブーデー帝国に寝返り、その後、微妙な帰還を果たしたように見えるが、また再度ブーデー帝国に寝返るやもしれん。またデカ公国に転じる可能性もある。微妙に巨大化しておる。実の姉の倖田将軍が謹慎中なだけに大人しいが、謹慎後、姉妹揃って動く可能性もある。あの姉妹の生まれはブーデー帝国であるしなあ。油断がならぬ。
我がポッチャリ共和国の憂鬱はいつまで続くのであろうか。
タケルンバ卿記す)

アメリカの最低メシ20

アメリカはスゲエなあとこの記事を見て思ったわけで。

これの元記事がこれ。

何せ「The 20 Worst Foods in America」。直訳すると「アメリカの最低メシ20」。なかなか強力なラインナップが揃っております。左側のバーをクリックすると、その順位に選ばれたものが表示される仕組み。
お子様にはこちらがオススメ。

15位マカロニのチーズがけ。1,210キロカロリー、脂肪62グラム、ナトリウム3,450ミリグラム。
ちなみに厚生労働省は「日本人の食事摂取基準について」の中で、各年齢に応じたカロリーや栄養素の目安になる摂取量を発表しております。

これの別表に細かい数値があるわけですが……。

子どもがとるべき1日あたりのカロリー摂取量を抜き出してみると、こういうことになります。

  • 3〜5歳 男1,400kcal 女1,250kcal
  • 6〜7歳  1,650kcal  1,450kcal
  • 8〜9歳  1,950kcal  1,800kcal

幼稚園の女の子はこれで1日終了ですか。何たる破壊力。
ただ、カロリーはまだいい。問題はナトリウムだ。0〜5歳は100ミリグラム、6歳以上は600ミリグラムということになっている。……ん?

ナトリウム3,450ミリグラム

目の錯覚か。もう一度書いてみよう。

ナトリウム3,450ミリグラム

たっぷり6日分です。幼稚園児にとっては1か月分です。いつもいつも本当にありがとうございます。
とまあ、こんな感じで子ども向けでこの破壊力だ。あとは推して知るべし。折角なのでこのワースト20を利用して、考えうる限り最悪のコースをつくってみよう。成人男性(18〜29歳)の1日あたり摂取量の目安はこうなってます。これを頭に入れつつ見ると吉。

ではコーススタート。まずはノドを潤そう。

19位チョコレート・スムージーだ。900キロカロリー。いきなりの破壊力。1日の3分の1程度のカロリーゲット。「more sugar」は伊達じゃない。当然あまあまだ。
続いては前菜。軽く揚げ物でも食べてみよう。

2位オニオンフライ。2,710キロカロリー、ナトリウム6,360ミリグラム。 成人男子1日分のカロリーと、10日分のナトリウムを秘めた凶悪なタマネギ。

「どこが前菜やねん」「前菜やのうて'全'菜やがな」と毎秒16回でツッコミを入れたくなるほど。

「アメリカで一番健康に悪い」のらく印を押された食品たち - ガベージニュース(旧:過去ログ版)

このツッコミは非常に的確と言えよう。
続いては口をサッパリさせるためにサラダでも食べますか。

13位牛肉入りタコスサラダ。1,450キロカロリー、ナトリウム2,410ミリグラム。恐らくちっともサッパリはしないであろう。アメリカ名物「口の中の水分を許さない」テイスト満点だ。何故かアメリカの食い物って、口の中の水分を持っていくヤツ多いんだよな。あ、そうか。だからコーラが売れるのか。

2007年の米国の1人当たりの炭酸飲料消費量は約789杯。

Reuters - 米国のソフトドリンク販売量、昨年は大幅に減少

飲みすぎだって。
続いてはどうしようか。パスタでもどう? 本当はパスタは前菜なわけで。ま、ここまで前菜らしい前菜はなかったしな。え? もう食えねえ?

4位ミートボールスパゲティ。2,430キロカロリー、ナトリウム5,290ミリグラム。ちっともうまく見えない写真が素敵だ。メシなのに全くうまそうに見えん。これはそのメニューでも言えることだけど。なんかグチャグチャだしな。もっとうまく見せようとする気はないんか?
さてこのコースもメインディッシュのお時間だ。シメはステーキ。アメリカといえばステーキだろう。

11位Tボーンステーキ。1,540キロカロリー。恐らく錯覚だが、このくらいならまだマシに思えてくる。錯覚だよな。錯覚ですよね。
そして最後はデザート。甘いものは別腹と言うからねえ。

チョコレートチップパイのバニラアイス乗せ。1,600キロカロリー。最後までうまくそうに見えない写真。そして不必要にあふれ出してやまないカロリー。本文の「Would you eat a Big Mac for dessert?」も秀逸。「デザートにビッグマックを食べませんか?」。……食えるか!
以上でコース終了。カロリーとナトリウムを集計してみますか。ドリンク・デザート以外に4品頼んだので、1人1品勘定で考えてみよう。ドリンク・デザート以外は4人で割ります。

  • ドリンク     900kcal
  • オニオンフライ  678kcal 1,590mg
  • サラダ      363kcal  603mg
  • スパゲティ    608kcal 1,323mg
  • ステーキ     385kcal
  • デザート    1,600kcal

で、合計はと言うと、こうなる。

エネルギーは1日半分。ナトリウムは6日分。……こりゃピザになるわな。
あとよろしかったら朝食も如何?

10位バナナとカラメルたっぷりのホットケーキ。朝からガッツリ1,540キロカロリー。もし朝にこれを食べ、夜にさっきのコースを頼むともれなく6,000超え。
ちなみに糖分も109グラムあるようですが、1日の摂取量の目安は50グラム。朝からいきなり2日分の糖分です。ま、さっきのコースにあるチョコレート・スムージーは166グラムなので、実は3日分の糖分だったんだけどさ。
朝から晩まで、アメリカ食、凄すぎです。