(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

朝からトンカツの話

大食漢にトンカツ嫌いはいない(断定)。何故ならば、トンカツ屋で飯を食えば、基本的に満腹感は約束されるから。「ご飯・味噌汁・キャベツのお代わり自由」というトンカツ屋ならではのシステムがモノをいうのである。
その中でも満足感を左右するのが、実は味噌汁とドレッシングの出来である。何でかというと、トンカツ本体は食べれば減っていく一方であるが、味噌汁・キャベツはお代わりできるため、ご飯を美味しく且つ大量に戴くためには、味噌汁・キャベツ部隊に頑張ってもらわねばならぬ。「味噌汁で飯一杯」「キャベツで飯一杯」ができてこそ大食漢であり、トンカツ屋のお代わりシステムの有意義な使い方と言えよう(偉そうに言うな)。
そういう視点で考えると、タケルンバの中で「フェイヴァリット・トンカツ屋」は「さぼてん」である。「まい泉」でも「和幸」でもあまたある市中の名店でもないんである。断じて「さぼてん」なのだ。
まずドレッシングがいい。ゆず醤油は和幸とかにもあるのだが、ここにはゴマだれもある。ドレッシング2種類というのはかなり重要。単独で食すもよし、混ぜるもよし。個人的にはしゃぶしゃぶの「ポン酢&ゴマだれ」よろしく両方かけるのが好み。先にゆず醤油をかけてぜんたいをしならせた後、ゴマだれをキャベツ山の頂点部分にかけていただく。これだけで飯が何杯でも食えるね。
もちろん味噌汁もうまい。個人的に寿司屋とトンカツ屋の味噌汁はうまくないと許せないんだけど、ここんちは外れがない気がする。豚汁のときは期待通りうまいし、貝モノも中々。値段もそう高くないし、満足感とのバランスが非常にいい。トンカツが来るのを待っている間のゴマすりすりも楽しいしねえ。
ちなみにトンカツ本体の食い方としては、米をガッツリいきたいときはソースに勝るものはないが、トンカツ本体を味わうのであれば塩でいきたいところ。ちと良さ気な大粒の塩があると、豚の甘みと衣の甘みがひとしお。ソースはそれ自体が甘いので、豚と衣の甘みを打ち消すところがある。「カツを楽しむなら塩だ」とここで声高に主張しておく次第である。
……さて、今日も仕事すっか。