前回の衆院選では目も当てられないほど外した選挙予想。それまでは結構当たっており、某福岡氏よりはよっぽどイケてたわけで、選挙学会の片隅で評判(マギー司郎風表現)だったり、「タケルンバのぉぉぉー、選挙予測はぁぁぁ、世界一ぃぃぃぃっっ!(シュトロハイム@ジョジョ風表現)」だったわけですが……ま、汚名返上というわけで、マスコミ各社の中盤動静調査を出そろったところで、参院選予想ですよ、奥さん。
予想投票率:59.7%
予想の前提となる投票率は60%をちょっと下回るくらいと予想。ギリギリで6割届かずって塩梅。過去2回は56%台ということを考えると、3%上がるわけですが、この3%が実に大きい。ザッと考えて有権者は1億人なので、実に300万票。有利不利がゆうに逆転するボリュームがあるってわけですよ。
ちなみに選挙後に橋本首相が退陣した1998年の参院選が約59%。似たような選挙結果になるんじゃないですかね。
与党惨敗 民主第1党へ
で、予測結果ですが次のようになっております。括弧内は非改選を含めた勢力数です。
あちこちの動静調査でも出てましたが、民主党の躍進は疑いありませんな。ま、これで負けたら、もう二度と勝てんでしょう。それだけ有利な展開。ノーガードの相手を殴り続けているようなもんで。第1党にはなるような。
ただ自公と民主が並ぶという微妙なバランスになるんじゃないですかね。このあたり民意のマジックって凄いもんで。勝たせたとしても、微妙な要因を何か残す。そんな感じになりそう。実はこのあたりの話は議長ポストの話にかかわってくる話で、議長は第1党から出すので、通常なら民主党からになるわけですが、自公で統一会派を組めば数の上では同じになる。このあたりの兼ね合いを残す微妙な結果になりそうな気がしますな。ま、最終的にはスゲエ詭弁を使って自公が議長を抑えると思うけど。統一会派を組むバーターとして、公明党から参院議長という線もあるぞ。草川昭三あたりが有力かも。
安倍首相辞任せず
で、選挙後ですが、安倍ちゃんは辞任しません。多分辞めない。ま、さすがに30前半ならともかく、30後半なら粘るね。だって、鈴をつけにいくヤツがいねえもの。麻生は閣内だから声上げないだろうし。……ここで外相を辞任して退陣を迫るくらいの気骨が欲しいけどね。
アナウンスメント効果なし
こうした民主優勢との動静調査が出ることで、揺り戻しがあるんじゃねえかという「アナウンスメント効果」についてですが、最近は揺り戻しなんてねえと考えております。むしろ最近の傾向としては「揺り戻し」よりも「強調」の方に効果がかたむく傾向があるので、「民主有利」と出たことで、かえって民主に票が集まるような。与党支持者の投票回避にもつながるだろうし。特にライトな公明党支持者には投票回避は色濃く出るでしょうな。
さて、今回は当たりますかね。日曜日が楽しみ。皆さん、投票には行きましょうね。某元女子アナみてえになると困るから。