(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

お金は笑いに使いたい

映画の好みというのは千差万別だけども、個人的にシリアスなものは好みじゃない。オレの映画の基本は「笑えるかどうか」であり、「感動できるかどうか」なんて視点はゼロ。完全なるエンターテイメント至上主義で、映像美とかなんてどうでもいいんです。ええ、芸術性なんて一瞥だにしませんよ。
というのも理由があるからで、基本的には「何で金払ってまで悲しい思いをせにゃならん」と思っとるからなんですよ。「涙に金が払えるか」と。「喜怒哀楽」の「哀」に使う金なんてねえと。そう思っているからなんであります。
だってさあ、悲しいことなんていくらでもあるじゃねえですか。黙ってても悲しい出来事は起こる。誰かが死んだりとか。でも、楽しいことって、こちらがそれを求めない限りはないんですよね。誰かと会ったり喋ったり遊んだり。あるいは何かをして充実感を得たり。であるならば、折角の労力とか時間とかお金はポジティブ方面に使いたいなと。負の感情方面には使いたくねえんですよ。
そんなわけで、オレのベスト映画は誰が何と言おうと「裸の銃を持つ男」シリーズ。バカバカしさ全開で、マイナス感情が出てくるヒマがない本作こそ至高の作品。現代の問題を鋭く突いた作品には興味なし。どっちかと言うと目を背けて生きていたいです。ほっといてもそういう情報は入ってくるしさ。自分からわざわざウツになるこたねえじゃん。
なもんで、泣きに行くために映画を見る人が全く理解できません。M性の為せる業としか思えねえ。アホなことをしたり、見たりして、ただただ笑っていたいでござるよ。思想も哲学も何もいらん。欲しいのは笑いだけ。めんどくせえのは人任せ。ガハハと笑って、ただただ前進。