片側を空けるのは世界的常識
同意。
たとえば、エスカレータに乗るときに片側を空ける習慣はいつのまにか「常識」になってしまった。エスカレータを歩くことは本来危険であるし、片側を空けるほうが昇降客をさばく効率が悪い。また踊り場も律儀に行列を成して大混雑である。こんな乗り方をしているのは日本ぐらいだろう、外国から日本を訪れた人がまず驚くのがこのエスカレータの乗り方だそうだ。
http://wiredvision.jp/blog/kogure/200802/200802121100.htmlこれは嘘だ。外国の事例を調べもせずになぜこんなことを書くのだろう。
日本以外でも見慣れた光景。ただ左右は違うけどね。
「WALK LEFT」「STAND RIGHT」とあるように、海外では右立ち・左歩きが普通。東京とは逆ね。東京では左立ち・右歩き。これは高速道路なんかで、右側車線を追い越し用にしている感覚と同じ。
一方、例外は大阪。大阪は海外と一緒で、右立ち・左歩き。一説には大阪万博の影響で、海外と同じルールがスタンダードになったらしい。ま、真相はわからんが。
ともあれ、オレが海外見た感じでは、エスカレーターを秩序立って乗るのはそうそう珍しい光景じゃない。ま、香港とかだとせっかちな人が多いので、左右両側歩きまくりとかも珍しくないし、タイだと、そこはゆるーく両側ステイだったりする。そこんところのお国柄はあっても、基本的には片側を空けとくというルールはスタンダードですよ。世界的なベースは「片側空けとけ」です。
これ、香港旅行した方の写真。ね、片側空けてるでしょ、キレイに。どこ行っても、こういう光景ですよ。タスカプレミアムさんからもリンクがありますけどね。
けれども、「外国から日本を訪れた人がまず驚くのがこのエスカレータの乗り方だそうだ」は本当。驚く人は少なくない。但しそれは片側を空けていることじゃなくて、混雑時でも秩序立っていることであるとか、前後の隙間があんまりなく、みっちりと乗っていても誰も不満に思ってなさ気なところだったりする。「よく耐えられるね」と。
エスカレーターだけじゃなくて、駅の階段を何となく上り・下りに分け、秩序立って歩いている様も不思議だそう。そういうところに日本人のロボット的なところとか、無機質性と受け取る人も多い。「よく暴動起きないね」と。日本人は我慢強いのだよ。秩序立って動くことを普通に出来る国民なのだよ。
ちなみにタケルンバは「郷に入りては郷に従え」がモットーなので、日頃は左立ちですが、香港に着いた途端、空港のエスカレーターから右立ち励行しております。こういう細かい積み重ねのおかげで、オレは日本人とばれないのであります。そしてぼられないし、なめられないし、よそ者扱いされないのです。
以上、香港のエスカレーターのスピードに慣れてしまい、日本のエスカレーターが遅くて仕方ないと思っているタケルンバがお送りしました。
