(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ハッピーになるための方法論

知り合いに「ライフハック記事も書けるんだね」と言われた。

……「ライフハック」って何?

LifeHackライフハック)は、情報処理業界を中心とした「仕事術」のことで、いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼とした技術(テクニック)群である。

Lifehack - Wikipedia

ああ、こういうことか。仕事術か。そりゃ知らなんだ。知りませんでした。
よくよく注意深く見ていると、結構あちこちにある言葉なんだなあ。流行り言葉なのかね。さすがに活字媒体で見た記憶はないけど、ネット界隈ではあちこちに転がっている言葉っぽい。常識なのかしらん。常識なのかねえ。
でもわしゃこういう常識とやらにまったく無知でして。ええ、ライフハックなんて言葉知りませんでしたよ。今日知ったよ、今日。意外と遅れているのだよ。ラブホテルを「ブティックホテル」と言われてもポカーンなのだよ。それと同じなのだよ。今日はやたらラブホテル押しだな。
でもこういう言葉って色々あるんじゃないかねえ。横文字化というか。ライフハックにしても要は仕事術。でも仕事術というとなんか堅い。漢字とカタカナのイメージ差がある。どうしても漢字は堅い。

並べてみるとちょっと違う。漢字の直線的な感じがねえ。ま、「らいふはっく」じゃゆるすぎだけど。ひらがなはかわゆすぎ。「あいてぃー」とか「ぶろぐ」とか。あるいは「らぶほてる」とか。だからラブホテルを押すんじゃねえよ。3月16日はラブホテル押しか。
それと、仕事術って堅苦しいよね。なんか「効率を上げねば」みたいな決意が背景にありそうで。追い詰められた感というか。ノルマ感というか。「迫られて見出すテクニック」っぽいし、それをやらざるを得ない感がある。
でもライフハックと言えばちょっと軽い。「楽するための方法」みたいな感じ。やってもいいし、やらなくてもいい。追い詰められた上での方法というより、逃げるための方法というかね。より自主性が強い感じ。
そう考えていくと、仕事術はさすが日本語だけあって和風で武士っぽい。「武士の本懐、仕事術」というか。「仕事術とは死ぬことと見つけたり」とか。追い詰められた感じが侍的な発想に近い。「為せばならぬ、為さねばならぬ」のような。わび・さび、はかなさ、せつなさ、むなしさ、あはれ。そんな価値観を感じますよ。「ただ生きるな、良く生きよ」がベースにあって、その良く生きるための方法論。
一方、ライフハックは英語だけあって、陽気なアメリカテイスト。ポジティブだ。前向きだ。そして個人主義でもある。やりたきゃやればいいし、やりたくなければやらなきゃいい。他人が何してようと関係ない。自分がハッピーならそれでよし。そのための方法論がライフハック。決意もない。ただの方針。重みゼロ。
だからライフハックなんてのは都合よくやればいい。自分にとっていい方法であれば良し。あくまでも自分がハッピーになるための方法論。ハッピーになれないものはやる意味がない。自由に選び、自由に取り組み、自由に組み替える。そういうもの。なので人のライフハックにこだわんなくていいですよ。人それぞれなんで。面白そうならやってみる。つまんなかったらやめる。そういう楽な姿勢で行きたいですな。「やらなきゃダメだ」なんていう重いものはライフハックじゃねえと思うわけです。
同じような意味の言葉でも、背景が違うとなんとなく印象が変わるもんですな。仕事術よりライトに行こうぜ、ライフハック
以上、覚えたたての言葉をただ書きまくってみたかっただけのタケルンバがお届けしました。