(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

エロ捜査官への道

こういうのもネットにノウハウがあるとは。

さすがネットの時代。息子のエロ本の場所まで、ネットに答えがありましたか。

Q.息子のエロ本の隠し場所がわかりません。教えて下さい。
A.ググレカス

このやりとりも、ここまで答えが上がっている以上、無事成立。なんというITエロ捜査官。
せっかくなので、オレもエログッズ捜査のノウハウをお教えしましょう、奥様。夕方のニュースでよくある「元空き巣が教える泥棒対策」みたいなものですわよ、奥様。こういうのは経験者のほうが詳しい。我がノウハウを公開。世代は違っても、世の男が考えることは大体一緒。不思議なことに変わりません。男の発想なんてたかがしれてます。悲しいな、男というものは。

初心者:奥に隠す

基本的にエロ隠匿の初心者ほど、奥へ奥へと隠します。通常時に見えないところに隠します。よくあるパターンとしてはベッドの下、本棚の裏、引き出しの奥など。家具の裏というのもありがち。
ところが、こういうところに隠すと見つかりやすい。何故なら、捜査するときに真っ先にチェックするのがこういう場所だから。捜査の基本は通常見ないところを見ることにあるわけで、逆に見つかりやすいのです。不自然なところにあるわけでね。ベッド下なんて定番すぎて……ねえ。
なので、まずは机や家具の奥や裏をチェックしましょう。あやしげな黒い物体があるはず。押入れがある場合は、天井裏もチェックすると吉。そこまで見られると思ってないから、大体手が届く手前側に置いてあります。

中級者:工作して隠す

捜査官の捜査技術に気付いたエロ隠匿者は、それに対応し、より見つからないように隠します。当たり前ですね。敵もさるもの。侮れません。
そこで、大体の男はさらに技巧をほどこします。棚に偽装をほどこしたりします。凄いヤツになると「オマエは職人か」「からくり職人か」「箱根細工か」みたいなことをします。ベニヤをペリっとはがすとエロ本こんにちはとか。ベッドの下が二段底になっているとか。
ただ、所詮は男。浅はかなのは、最初に隠した位置の周辺に隠すところ。「犯人は現場に戻る」と言いますが、エロ隠匿も同様。結局同じようなところに隠します。最初に見つけた地点をよく覚えて置きましょう。その周辺に手がかりがあります。
百科事典とかは大体怪しい。カバーがある本の場合、中身を抜いて、エロディスクがぎっしりでワオ! というケースがままあります。広辞苑とか。あるいは伝記集とか。シュバイツァー蒼井そらになっている可能性アリ。ナイチン・ゲールも、息子にとってのマイ白衣の天使になっていることでしょう。ちゃんとナースものを隠しているはず。男はそういうところだけ律儀です。

上級者:見えるところに隠す

さらにレベルが上がると、相手も達観したかのように、見えないようには隠しません。堂々と隠します。見えるところに隠します。
よくあるパターンだと、ビデオテープにおけるタイトル偽装。内容は思いっきりなのに、しれっと「NHKスペシャル」と書いてあったり。そういうマジメタイトルは大体怪しい。あるいは「水曜スペシャル」みたいな大きすぎるタイトル。「水曜スペシャルの何だよ」という場合も要注意。かなりのスペサルなアレが録画されておることでしょう。
ちなみにオレの友人は、エロ関係は全部「ドラえもん」と書いてありました。「ドラえもん」は汎用性が高いので、結構怪しいですが、そこまでくると涙ぐましい。多少は見逃してやってください。見つけても、

「そうそう、ドラえもんが未来の大人のおもちゃを出して、それを使ったのび太がしずかちゃんを……バカ!」

くらいのノリツッコミはしてあげたいところです。
あと、どうでもいいことなんだけど、母親ってなんで見つけたエロ本をサイズ順にキッチリ並べるんだろうね。大きい順にキッチリと。……どうでもいいか。
あと、母親はキッチリ並べるだけなのに、彼女はなんで捨てるんだろうね。オレの厳選コレクションを。……これもどうでもいいか。ではまた。