(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

Twitterは瞬発力、ブログは持久力

Twitterで書くときは速筋・瞬発力で、ブログで書くときは遅筋・持久力を使っているイメージ。

前者が脊髄反射で、後者が脳。
Twitterで連続ポストをして、考えをまとめることがあるけど、正直、Twitterで考える場合は、あんまり深く考えてない。反射的な思いつきをまとめ、連想ゲームをしているようなもので。
一方ブログで書くときは推敲する。書いて考え、戻って考え、その文章が妥当かどうか考える。長い文章であればあるほど推敲にかける時間が増え、細部を行きつ戻りつして確認し、その上で公開する。
思うにTwitterは単純な因果とか、論理構成を考えるのに向いているかな。「1+1=2」みたいな単純な話を積み上げていく考え方というか。深く考えずに、今わかることを積み上げていくことで、見えていない結論を導き出す方法というか。演繹的というか。
それに対してブログは帰納的。書きたい結論は大抵は決まっており、その結論に向かって書くのだが、その過程で文章をこねくりまわし、より妥当な話の流れを見つける。
Twitterでは行く方角はわかっているが、ゴールがわからない話。
ブログではゴールはわかっているが、行くルートがわからない話。
それぞれ向いた思考が違うんだと思う。
Twitterに連続で書けるような話をブログに落としこむというのは、あらためて考える契機になるのでいいのかなあと。「Twitterに投稿しながら考えをまとめる」のと、「ブログで文章を書きながら考えをまとめる」のふたつの思考スタイルによって得られるものは多いはずだし。
とはいえ、それがなかなか気が重いのは、Twitter脊髄反射的にできるし、行く方角がわかっているから、とりあえず前に進めるけど、ブログは推敲が曲がりなりにも必要だし、どういう風に書いていいかが見えるまで、文章的に一歩も前に進めないことがあるからだよなあ。
ひとりごとの気楽さは、とりあえず前に進める気楽さがあってのことだと思う。ま、気楽だから地雷を踏むことがあるわけだけれど。