本気でやらなきゃ楽しくない。本気になりすぎると面白みがない。
ボドゲ界隈で度々「ガチ勢」と「ぬる勢」の価値観の相克みたいな話を見るのですが、まあボドゲに限らず、よくある話ではあります。
話の行き着く先は「強さ」を求めるべきか、「楽しさ」を求めるべきか。
多少なりとも勝ち負けを競うものである以上、ある程度強くなった方が楽しいもの。勝つ喜びって何よりのご馳走。
ただ、勝つことだけが魅力かと言えばそんなこともない。遊んでいる過程もまた楽しさ。結果に関わらず楽しいこともある。
このあたりは非常に微妙なバランスの話で、参加者が勝つことだけを追求すると、さすがに殺伐とするし、面白みが減る。とはいえ、参加者が勝つことを目指さないと、真剣勝負としての面白みが減る。時に興醒めする。
どんなものでも勝負事は、本気でやったほうが面白いが、本気になりすぎると品がなくなることがある。
最終的には競技となるか、あくまで趣味かで世界か分かれてしまいやすい。住み分けというか、ゾーニングというか。
ともあれ、過渡期がもっとも息苦しい。誰にとっても、きっと。