(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ポジティブすぎるのも、ネガティブすぎるのもね

こういう話は絶対値の問題だと思っています。

プラスだろうがマイナスだろうが。
話を単純化すれば、「行き過ぎは良くない」というだけなんです。どちらに振れたとしてもね。
「躁鬱」というくらいで、躁状態鬱状態って裏表。過度にどちらかに振れる人は、過度に逆側に振れる。そうすると、感情の幅が大きくなりすぎてしまう。
なので、感情の幅を抑えるために、多少は逆側を意識した方がいいんじゃないか? という話でありまして。

「ポジティブになれば」とか簡単に言うけどそれめっちゃ難しいことなんじゃないの、と。それによって得られるかも知れないリターンは、本当にその為に費やすコストに見合うもんなの、と。それによって軽減されるかも知れないストレスは、本当にその為に発生するストレスより大きいの、と。

何故「ネガティブ」な人が無理に「ポジティブ」にならなくちゃいけないのかよく分からん: 不倒城

ここに同感するわけです。
塩辛い味付けが好きな人に「塩分の取り過ぎは体悪くするから、砂糖使えよ」というのはおかしい話で、砂糖だって取りすぎれば体に悪い。体にとっては「塩分の取り過ぎに気をつけよう」くらいでいいわけで、何も逆ベクトルに全力前進することはない。
ネガティブ度100もポジティブ度100も、絶対値は100。それを逆側に振ったとしても、絶対値は100のままで、しかも逆側に行ったことで、振り幅は200となってしまう。
そうじゃなくて、100を90にできないか。80に抑えられないか。こういう話の方が現実的だし、実効性が高いと思うのです。ネガティブな人は少しポジティブな見方を取り入れる。ポジティブな人はネガティブ視点を少し持つ。
それを適当と言うんじゃないかねえ。