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柔らかステーキ好きにはオススメ - いきなり!ステーキ

行ってきた。

いきなり!ステーキ(東銀座・ステーキ)

プレミアムペッパーランチと言うべきか。立食ステーキ。

個人的に立食のステーキといえば、上野にあったデンバーであり、現ポパイ。目の前のコンロで焼く形式。セルフ焼き。
ここのは店で焼く。店で焼いてくれる立ち食いステーキ。あるようでなかった形式。
カウンター奥のところに大きな肉塊が鎮座している。そこで量を指定する。切る。測る。焼く。食べる。こういう流れ。ステーキの量り売りってのも珍しい。1g5円。500gでも2,500円。ふむ。銀座という立地を考えれば、まずまずリーズナブル。

オーストラリア産のリブロースステーキ。写真のは540gほど。これをわしわし食べる。
うん。なかなかうまい。肉質柔らかめ。でもって脂身少なめ。脂身が少ないから、ぺろっと食べれる。霜降りだとこうはいかない。もたれる。脂身が少ないから、ガッツリいける。
難点は肉質柔らかめ。これ、メリットのはずなんだけど、実はデメリットにもなる。ステーキ特有の食べごたえに欠ける。ある程度固めの方が、肉を食べてる感がある。柔らかい方が食べやすいが、食べやすいあまり、肉を食べてる感が減ってしまう。
あと肉の切り出し方もマイナス。個人的には肉厚な肉が好きなのだ。

ここに書いた通り。
しかしここは肉厚方面じゃない。薄く大きな肉にしてしまう。
実は肉のカットのときに自分は600gとオーダーしていた。で、店員さんが切る。測る。その結果は540gだった。うん、まあこれはいい。目分量で切るしかない。目分量と現実が食い違う。こんなことはよくあること。
いただけないのはこの後で、「火が入りづらいので、真ん中で切り開かせていただきますね」ときた。
真ん中で開くということは、せっかく540g分の厚切り肉を、270g分の幅にするということ。これじゃ厚切り肉の意味がない。
このお店のステーキは300gからということだから、調理器具が300g前後で最適化されているんだろう。

このページ下部の写真のような炭焼きグリルで焼いていたが、このタイプだと肉の中央部には火が入りづらい。オーブンで焼くなり、蓋をするなりすれば別だが、この調理器具では確かに500gあたりの分厚い肉だと、焼き上げるのは難しい。
というわけなので、この形式だと400gあたりが限界で、それ以上の肉を一枚で焼くことが合理的ではない。もし600g食べるなら、300gずつ2枚に分けて食べたほうが合理的だ。どうせ600gに切り分けても、真ん中で切り開いて、300g2枚分の肉として焼かれるのだから同じこと。であるなら、300gの焼きたてを二回食べたほうがいい。
そんなわけで、「厚切りビックサイズ」を売りにしていながら、その厚切りの醍醐味を味わえないという不満が残った。「厚切り」の看板を外して、普通に「ビッグサイズ」を売りにすればいいんじゃないかと思う。
あとは場所ね。銀座にある意味あるのかな。新宿とかにあれば、買い物のついでに行くけど、ステーキのために銀座行くかなあ。それこそ秋葉原とかにあればいいと思うんだけどね。
うまいんだけど、俺の好みと路線が違う。柔らかレア肉好みなら行って損なし。かたいかたいステーキ・ウェルダン派には用なし。そんな感じ。
現場からは以上です。