思い出の貧乏炒め
大学時代は仕送りをもらい、一人暮らしをしていたわけですが、そんなに高額の仕送りをもらっていたわけではないため、そこまで生活に余裕はなかった。しかしお腹は減る。たくさん食べたい。できればおいしいものを。できればお肉を。
そんな中で行き着いた料理がありました。比較的安価で作れ、そこそこおいしい。味付けを濃い目にすると、ご飯のおかずとしてはかどる。あまりお金のないときによく作っていた炒めもの料理ということで、「貧乏炒め」と呼んでいる料理なのですが、今でもごくたまに作ってしまいます。
材料
- 鶏ムネ肉
- もやし
鶏ムネ肉はお肉の中で最も安価で手に入りやすく、もやしは野菜の中で最も安価に手に入れやすい。
肉と野菜の組み合わせで、安く作れることを優先すると、自然とこの二つの食材に。また、当時住んでいた場所の最寄りスーパーが、いつも鶏ムネ肉が安くてね。常時100g58円。特売だと30円台。もやしも1袋28円。両者合わせて100円でできるし、200円でも大量にできる。
作り方
1.鶏ムネ肉を切る
適当な大きさ。大きめでもおk。あまり小さいと鶏ムネ肉に火が通り過ぎてしまい、固くなりすぎてしまう。大きめの方が焼き加減の調整をしやすい。
面倒臭い場合は唐揚げ用などに切ってあるものとかでよろし。ぶつ切りになったもので十分。
2.鶏ムネ肉に味付け
塩・胡椒を。下味程度で十分。塩分はこの後まだ足せるので。
3.鶏ムネ肉を炒める
適当に炒める。皮の部分は念入りに。ただ、この後、もやしと一緒に炒めるので、とりあえず表面だけ火が入っていればよし。
4.鶏ムネ肉を一旦ボウルなどにあげとく
一旦鶏ムネ肉は待機。
5.もやしを炒める
ごま油があるとなおよろし。
6.もやしにほんのちょっと味付け
軽く塩。
7.炒めてある鶏ムネ肉を足す
合体。
8.醤油と豆板醤を
やっぱり醤油を足すと味がキリッとしまる。
あとは辛味。辛いとご飯がすすむ。からしょっぱいものとご飯の相性は最高。夏バテっぽい時でもいける。
9.完成
もやしは「ちょっと炒め過ぎたかな?」というくらいで丁度いい。しんなりしている方が、炒め汁をよく吸ってうまい。
逆に鶏ムネ肉は「もうちょっと炒めた方がいいかな?」くらいでおk。完成時にちょっとレアくらいでいける。放っておくうちに熱は入る。
学生時代はこれをお供にご飯をかっこんだ。1合、2合当たり前。熱々ご飯の上にしんなりしたもやしをのせる。タレ色に染まったご飯をグイグイ食べる。ちょっと辛味のついた鶏ムネ肉を食べ、ヒイヒイ言いながらそこに白飯を。夏場はそこに麦茶があれば言うことないな。辛いもの食べた後の麦茶のうまいことよ。
私の思い出の味。安くお手軽にできるので是非。
- 出版社/メーカー: ユウキ食品
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る