ワサビがダメなヤツがワサビを食べちまったというだけのことをジョジョ調に書いてみる

富士そば！　てめーはオレを怒らせた。
オレは朝メシを食べに富士そばに行った。　そば！　食べずにはいられないッ！
なんだ、この気配。なんだと、新メニューだと。そのメニューなるものッ、山海そば！　入りたるはキノコッ！　ふのりッ！　頼むぜ、オレは。その山海そばってやつをな。
んんん！　き、季節限定メニューだと。こ、小海老のかき揚げ。頼まずにはいられないッ！
ふるえるぞキノコ！　燃えつきるほどふのり！　おおおおおっ刻むぞ山海そば！　小海老色のオーバードライブ！　食べるぜ、波紋のビート！
……小細工に堕したか！　わ、ワサビだと。図ったなッ！　このオレ様が、ワサビを食えないことを知ってのことか。か、かき揚げの下にワサビを隠すとは。熱いそばにワサビ。一生の不覚ゥ！
「いや……そのワサビに別に意味はねえ。ただの悪意よ」
おれは人間をやめるぞ！　富士そばーーっ！！
（※これは単にワサビが食えないタケルンバが、朝食に寄った富士そばで、ワサビが入っていることに気付かず山海そばを食べたというだけのドキュメントである）