富士山を背に南へ。山を湖畔を後にし、沼津に向かう。太平洋、駿河灘の海の幸を食べるのだ。
17時と早めに着いたので、周辺をぶらぶらと。すると、なかなかいかした建築物があった。
びゅうお
巨大建築物好きにはたまらんぜ。こりゃ夕食前にご馳走だぜ、ヒャッハー!
夕焼けに水門の雄姿が映える。そして100円で中にも入れる。なんていい施設。これはいい!
夢中になって写真を撮りまくる。こういう建造物にはめっぽう弱い。
そして夜にはライトアップ。これなら巨大建造物好きの男性と、夜景好きの女性が共存できますね。
たまらんぜ、びゅうお。びゅうおかわいいよびゅうお。
魚河岸 丸天
さあ、目のご馳走を楽しんだ後は胃袋にご馳走を与えてやらねば。
沼津港の有名店。従業員のおばちゃんの数に定評がある。いすぎて逆に機能してないんじゃないか疑惑があるが、そこを突っ込むのは無粋と言うものだ。やたら手伝いが多い田舎の法事の炊き出し風景と考えるとよかろう。
サービスとかはアレだが、味・量・値段のバランスが大変よろしいので気に入っておる。
ブリの照り焼き。
でかい。うまい。ドーン!
照り焼きダレをたっぷり絡ませてオンザライス。ライスがタレ色に染まるとき、舌の上に奇跡が起きる。ああ、うまいなあ。
刺身も食べるよ、刺身。生桜海老もあるよ。駿河灘といったら桜海老だよね。
マグロテールシチュー。シチューのタレもまたご飯に合ってしまう。合いすぎるから困る。ご飯がいくらあっても足りないし、ご飯を食べ過ぎると肝心の魚が食えん。むう。悩ましい。欲望と胃袋の相克。
さあ、巨大金目鯛の煮付けが来たぞ。これもまたタレがうまい。煮汁がうまい。罪なヤツだ。
当然これもこうなってしまう。身をほじほじ、ご飯にのせて、さらに煮汁をかける。金目オンザライス! うまくないわけがなかろう。うまいに決まっておろう。
こんだけ食べて、ひとり2,000円を切るというリーズナブルっぷりも魅力。巨大建造物に萌え、夜景にうっとりし、魚介を堪能できる沼津港はステキ。
満足して帰路につく。これだけ堪能しても実は一日の出来事。ああ、弾丸旅行は楽しいなあ。
(完)