体つきは最高
まあ、男と女で評価がわかれるところではあるよね。正直言って、オレもそんな美人とは思わないんだよなあ、エビちゃんを。あんまりかわいいと思わない。モデルとしては凄いと思うけどね。スタイルいいし、凛としてる。「エビちゃん、どう思う？」って昔、元彼女に聞かれたときも、思わずこう言っちゃったもの。
「顔は好みじゃないが、体つきは最高」
「最低」って言われました。……正直に言ったのに。
……ねえ。
同時に「そういうことじゃないでしょ」と。「男は何でそうなのよ」と。「何でエビちゃんをかわいいと思わないの」と。何故か男を代表して叱られたわけです。いや、だってかわいいも何も、顔より体が（以下略）。
でもまあ、ここに男と女のかわいい感の差があるんだよなあ。オレのかわいい感は外見上で判断するもんなんだけど、元彼女にとってのかわいい感は、自分の憧れ的な感覚。理想像というか、イメージなんだよね。「ああなりたい」「そうなりたい」みたいな。
エビちゃんに関しては、「ああいう風に見られたい」というのを投影してた面があるようで。「女の子らしさ」の理想像をエビちゃんに重ねてたのかなあ。かわいい服を着こなして、かわいいアクセサリーを身につけて、笑顔で口角上げまくりで。あのキャピキャピ感がいいらしいよ。ああいう女の子になりたかったんですか、ああそうですか、そうですか。
でも、そういう視点なら、オレみたいな異性視点とは到底相容れんわなあ。オレの視点はガッツリ異性モードなのでねえ。観賞の対象として萌えるかとか、見とれるかとか、癒されるかとかだから。「彼女にしたら」とは彼女がいた時分では口が裂けても言えないが、当然そういう妄想もアリ。異性視点ってそういうことだからねえ。ましてリアルを知らない有名人が対象なので、そういう視点は露骨。外見でしか判断しようがないもんな。仕方ないじゃん（開き直り）。
ま、同性を見るか、異性を見るかってことなんでしょうね。かわいい感の差は。
ちなみにこの会話の続きですが、元彼女が魔裟斗はあんまり好みじゃないのを思い出し、「魔裟斗、どう思う？」って聞いてみました。
「そんな好みじゃない。でも、体つきは最高」
最低だな、オマエも。
