(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

雨の日にこそ食べ歩き

「ポーチャポーチャポチャ太めの子♪」
こんばんは。ポッチャリ共和国の国歌「崖の上のポチャ」で登場してみましたタケルンバです。
さて、本日の東京は雷雨。雷ピカー!雨ワッシャー! こういう日は絶好の食べ歩き日和であります。こんな日に誰もメシを食いに行こうとは思わないので、人気店を狙うには好都合なのであります。「人の行く裏に道あり花の山」なのであります。……使い方あってるか?

ヒサル(大久保・トルコ料理

1軒目は大久保にあるトルコ料理。小粋にランチ。


ここで注文したのはAセット。ドネルピラフのセット。サラダとスープにドネルケバブがのったトルコピラフ。それにパンかライスとドリンクつき。
ん?パンかライス? ピラフセットなのに、パンかライスってどういうこと?
とりあえずコメが食いたいので「ライスで」と頼む。

サラダ。

スープ。とろーり。

ドネルピラフ。肉うめぇ。質の悪いところだとパッサパサでおいしくないが、ここんちはしっかりジューシー。香り付けもいい感じ。ピラフもオレが好きなタイプ。

ライス。orz
おい、もういっちょコメかよ! ピラフにピラフかよ!

どう見てもドネルピラフがオカズです。本当にありがとうございました。
まさかコメ・コメとかねえ。ここはパンが正解かもしれん。とはいえ、ドネルピラフのコメの量がかなりヘナチョコなので、大食漢はコメ・コメでいいかも。女性&小食の方はパン、大食漢はコメというチョイスが正解。
ま、でもこれで食後にチャイがついて700円は安いわな。JR総武線大久保駅から至近。小粋なランチによろしいかと。

東京麺通団(新宿・さぬきうどん)

腹ごなしに歩き、そのまま麺通団に突入。


ここは東京では珍しい製麺所型のセルフ。セルフというとはなまるうどんで有名になったけど、あれをさらに自由にしたスタイル。
まずは入口で麺を注文。麺を受け取り、天ぷらなどのオプションをとり精算。ま、ここまでの流れははなまるうどんとほぼ一緒。

ひやかけの小。290円。

左からチクワ磯辺揚げ・半熟ゆで卵天・ゲソ天・おにぎり。いくらかは忘れた。ま、1個100円くらい。
で、ここから違いが出てくる。麺を受け取るとき、ダシは張られてない。自分でかけるのだ。

冷たいダシ。

熱いダシ。
こういうセルフサービスの部分があるから「セルフ」なわけですよ。ここがこの店のおもしろさ。

自分でダシをかけて完成させるわけですな。
で、この店に慣れるとこんな悪いことを思いつくわけよ。

STEP1 違うダシをかける

ワタクシが頼んだのは「ひやかけ」。冷たい麺。そこに冷たいダシをかけて食べる。……しかしそれだけだとつまらない。後半で熱いダシをかける。冷たい麺に熱いダシ。この組み合わせもなかなかいいものでして。麺の表面が柔らかくなって、新しい歯ごたえになるのよね。
もちろん逆もアリ。「あつかけ」を頼む。熱い麺に熱いダシ。しかし途中で冷たいダシをかける。すると麺がシュッとする。引き締まる。「ひやひや」「あつあつ」だけじゃなくて、「ひやあつ」「あつひや」と、自分好みの組み合わせを楽しめる。これがダシをセルフで入れられる良さなのよね。

STEP2 おにぎりダシ茶漬け

おにぎりをとったの覚えてます? これ、そのまま食べてもいいんだけど、オレはこういう風に食べる。

うどんを食べ終えた丼におにぎりを入れて、

熱いダシをぶっかけて食べる。うまくないわけがないよね。うどん以外のもうひとつの楽しみ。ダシの悪用万歳!
もちろん冷たいダシをかけて、冷や茶漬けにするのもアリだ。夏にはたまらんぞな。

STEP3 天ぷらはダシでふやかして

うどんを別のダシで楽しみ、おにぎりをダシ茶漬けで楽しむと。これで終わりかと思いきや……まだ天ぷらが残っているんだな。お楽しみはまだ残っているんですよ。

やっぱり丼を利用。丼に天ぷらを入れて、

熱いダシ。ダシを吸ってフニャフニャになった衣もうまいし、ダシにちょっと溶け込んだ卵の黄身がなんともはや。熱が入ることでチクワ磯辺の香りが立ち上がってくるしねえ。
以上、3段階に渡ってダシを楽しむ方法。これだけやっても700円少々。天ぷら1つ、おにぎり1つくらいなら500円程度で実行できます。製麺所型セルフはこういう自由な食べ方を味わうもの。皆様も是非お試しくだされ。

山田屋(三河島・焼肉)

この2軒で終わらないのがワタクシの胃袋であります。山手線をぐるっとまわり日暮里へ。そこで常磐線に乗り換えて三河島の山田屋へ。


先日の新宿オフでgkojaxさんに「山田屋おいしいですよ!」教えてもらって以来、なんだか気になってたのですよ。

調べてみたらなかなかの人気店とのこと。ならば、こういう天候の悪い日に行っておこうか。そういう趣旨なのであります。本日のメインイベントなのであります。
そして情報通りなかなかのうまさ。

カクテキ。オレの好きな酸味があるタイプ。しっかり漬かっているタイプ。辛いだけのキムチを出す店が多いけど、キムチは発酵食品なので、きちんと漬かってると酸味があるもの。辛いだけじゃない。地味にうまい。

レバ刺し。甘い。シャクシャクごっくん。いくらでもいけるな、これとビールで。

ガツ刺し。メニューには「なんちゃってエンガワ」とある。コリコリとした歯ごたえがたまらん。ワサビ醤油が出てきたのは難儀したが。

テール蒸し。ホロホロのトロトロ。これを粗塩につけて食べる。……っつおおお。これはなかなか。これだけでも来た甲斐あったなあ。これと焼酎とかたまらんだろうねえ。

ホルモン盛り合わせの塩。ホルモン・ハツ・ミノ・レバー・サガリ。見た目の色といい、味といい、新鮮そのもの。ハツが出色のデキ。これで1,000円しまへん。安い。

ミノサンド。ただのミノじゃないのだよ。脂がサンドされとる部位なのだよ。普通のミノよりコクがあってうまい。こりゃビールがすすむ。悪いミノじゃ、ミノサンド。

ホルモンの店なので、当然に内臓がメインなのだが、ロースもうまかった。なかなかのもの。惜しむらくはあと1日、2日寝かした方がいいかな? でも十分うめえです。

テグタンスープ。ちょっと甘い味付け。……唯一のハズレかな? ただ、それ以外は全部うまかった。刺しもの、焼きもの、ともに見事な出来ばえ。カクテキもうまかったしねえ。なかなかのお味でした。
あと、ここんちはカウンター席と小さな焼き台なので、ひとり焼肉もやりやすいぞ。

ダンディにレバ刺し・生ビールで立ち去るも良し。ホルモンを焼きまくるも良し。ひとり焼肉デビュー向きということは強調しておこう。
尚、休日が日月の2日間になったらしい。注意されたし。
しかしそれにしてもうまかったな。ドネルピラフ食べたりー、さぬきうどん食べたりー、ラジバンダリー。


すまん。どうしても言ってみたかっただけだ。また食べ歩き行こうっと。