とかち帯広空港に着き、レンタカー乗車。まずは帯広駅方面へ。帯広へ来た以上、Neekが目指す食べ物はひとつ。豚丼。豚肉を焼く。タレをからめて焼く。それをご飯の上にのせ、かっこむ。タレ色に染まったご飯をわしわしと食べる。香ばしく焼きあがった豚肉を食べる。帯広といえばこれだ(断定)。
小雨の中、帯広駅へ。車を停め、こちらのお店へ。
元祖 豚丼のぱんちょう(帯広・豚丼)
なにはともあれ元祖へ。ここが帯広豚丼の始発駅。
メニューはとても潔い。豚丼、味噌汁、飲み物。以上。基本的には豚丼のみ。それも豚肉の枚数を選ぶくらいの選択肢しかない。ご飯の量はどれも一緒。
豚丼は松竹梅と華から。松が四枚、竹が五枚、梅が六枚、そして華が八枚。おばあちゃんのお名前がうめさんだそうで、それで梅が上位らしい。
十時頃、お店の周りは人っけなし。時間をつぶすためにあちこちのんびり歩き、十時五十分頃お店前に戻ると、いつの間にか大行列。店内は相席あたりまえ。なんとか最後の六名テーブルに滑り込む。あぶねー。さすが人気店。
嫁と嫁妹は松、私は華を注文。待つこと三〇分。やっと念願の豚丼到着。
豚肉。ご飯。以上! 必要最小限の要素で構成されている。これが元祖豚丼。
しかしこれがうまいのである。厚みのある豚肉が、程よく柔らかい。食べづらくない程度に柔らかい。これが柔らかすぎても肉感がなくなってしまうと思うのである。かたいかたい肉好きの私としては、これでいいのである。好みである。
脂身がまた最高だ。甘い。豚肉はやっぱり脂身。ここにおいしさが凝縮されているような気がする。
そしてタレの相性よ。豚肉・ご飯・タレという三位一体を完成させる味。これだけ単純な料理だと、どうしても男料理的な「おりゃああああ!」という一品になりがちなものだけれど、タレの相性もあいまって上品なのである。男料理になっていないのである。きちんとした一品なのである。
こうなってくると「あばたもえくぼ」で、彩りで入っているグリーンピースまでうまい。なんだろう。わけわからんがうまい。表面の皮の妙な舌触りが残る嫌なグリーンピースじゃないのである。柔らかくて甘くてうまいのである。ちょこっとしか入っていないのに、きちんと存在感がある。なんなんだ、これ。
行列に納得。帯広に寄って良かったと思わせる逸品。さすがに元祖。オリジナルに敬礼。
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