(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

自殺をちょっとでも考えている人へのメンタルヘルス

  • 「生きるのは大変だ」
  • 「生きているのは面倒くさい」
  • 「いっそ死んでしまった方がラクだ」

ウツになるとこういう精神状態になっていきます。なにもかもわずらわしい。そこから解放されたい。自由になりたい。全身を鎖で縛られたかのような感覚。もがいても前に進まない感覚。いや、深刻になると何かに足をつかまれ、引きずられていく、後退していく感覚。あるいは鎖がイバラとなり、全身がチクチクと刺される感覚になることすらあるようです。
そういう方には発想の転換をオススメしています。

生きようとするな!

「生きる」と思わなくても、ほっといても人間は生きれるもんです。意思も行動も必要ありません。必要なこと、必要なモノは何もありません。ただ、そこに人間がいるだけでいい。存在するだけでいいのです。それ以上でも以下でもありません。
あなたは今、現在、生きようと考えてますか? 考えてなくても生きているんじゃないですか? 特別なことをしなくても、人間は生きていられます。勝手に心臓は拍動するし、勝手に呼吸し、勝手に考える。「生きる」なんてその程度のものです。大したことじゃありません。あなたに与えられた日常でしかありません。特別なことは何もいらないのです。

死なない限り生きられる

当たり前ですがこういうことです。ほっといても生きられる以上、それは死なない限り続きます。死なない限り生きていられます。生きることはなんてことない日常で、普通のことですが、死ぬことは特別です。生きるより、死ぬことの方が大変なのです。
死に関しては、こういう言い方もできます。

死のうと思うだけでは死なない

人間は意外に頑丈で、死のうと思うだけでは死ねません。具体的な行動に出ないと死なないものなのです。
しかし、具体的な行動が必要ということは、それは面倒くさいということなのです。ほっといても生きられるのだから、実は死ぬほうが面倒なのです。そういう手間をかけるくらいなら、もうちょっと生きてみたらどうでしょう。よっぽど面倒なことはないですよ。普通にぼんやりするだけで、何事もなく生きていられます。野原でぼんやり横たわっても、マンガ喫茶でマンガをひたすら読みふけっても、部屋に引きこもってひたすらネットをしていても、ごくごく普通に生きていけます。死ぬより生きるほうが簡単なのです。

ほっといても生きられない状態を病(やまい)と言う

しかしこれは健康である状態です。
ほっといたら心臓が止まる。生きられない。これを心臓の病と言います。
ほっといたら肝機能が止まる。生きられない。これを肝臓の病と言います。
そして、ほっといたら死のう死のうと考える。生きられない。これを心の病と言います。
病気とは何かの助けがないと生きられない状態なのです。治療がないと生きられない。それが病気なのです。であるならば、躊躇なく医者にかかりましょう。治療しましょう。病を治しましょう。そうすれば、また何事もなく生きられます。普通にただぼんやりと突っ立っているだけで生きていられます。特別なことはいりません。

生きることはタダであり、死ぬことにはコストがかかる。

これを念頭におくとよろしいかと思います。生きる方がよっぽど気楽で簡単です。何かをしようとする必要はありません。ぼんやりと毎日をお過ごしください。