ガチンコと八百長の区別がつかない人はいい加減どうにかしてくれ
これ、いいテンプレになりそう。改変させていただいた。
何が足りないのかなあ。
- ガチンコ信奉者の基本「ガチンコは絶対ではない」
- ニセガチンコの基本「プロレス的に証明されているのでガチンコです！」
ガチンコが八百長ではありえないのは、その理論が正しいと考えるに足る根拠が練習や試合から明らかにあるとしても、それが絶対ではなく新たな格闘技団体や試合形式の登場によって覆ることが十分にあることを知っているし、それを繰り返してきた歴史が今のプロレス界を積み上げてきたことを誇りに思っているからだ。
興行的な弱い経営基盤しか持ち得ないインディー団体の経営者がその興行を「そんなものはプロレスではない」といわれながら少しずつ進歩させていっている一方で異種格闘技戦にあたかも裏づけがあるような流布のされ方をしているような、そういうもどかしさというのは常に存在するのだけれども。
レベル感。
- ガチンコ的に証明されています。絶対にガチンコ！
- ガチンコ的に証明されています。ガチンコと考える蓋然性は高いです
- 証明はされていないけれども現在のプロレス理論から言うとガチンコである可能性が高いです
- 証明はされていませんが、ガチンコである可能性は少なからずあります
- まだ練習の段階です。ガチンコかどうかは試合を始められるようにならないとわかりません
- ガチンコではありません。ガチンコのパラダイムが変わるとガチンコの範囲に入るかもしれませんが、今は八百長としか言えません
プロレスラーの中にも派手な物言いをする人はいて、そういう人は1を言っちゃったりするんだけど、もちろん、それは暗黙の了解として「まあガチンコが完璧に正しいわけじゃないんだけどね」がついているのでよいのです。ただ、プロレスラー同士ならともかく一般ファン向けにそういうことを言っちゃう人は脇が甘いと非難されても仕方がないようには思います。
で、ニセガチンコなんだけど、5とか6を1や2と混同させるような言い方をするという特徴がありますね。1と2は客観的に検証できる試合とインタビューあってこそのものなんだけれども、5で思考の仕方がガチンコ的だから試合もろくにしてないけどきっと正しいんだよみたいなのを2と言ってみたり、6みたいな練習も試合も現在の総合格闘技に則っていないのにあくまでガチンコ的な思考を装い、あまつさえ「シューティングを超えたものがプロレスです！」と言っちゃったりするのが問題なんですよね。往々にして1と6くらい離れたレベル感で飛躍しがちです。
