水族館を楽しみ、外に出るとすっかり夕暮れ。近くの片瀬江ノ島駅から小田急線に乗り本厚木へ。シロコロホルモンを食べに行く。
2008年のB-1グランプリを制した一品。江ノ島まで来たんだ。ちょっと遠回りしてもいいじゃないか。
大ちゃん(本厚木・焼肉)
駅で徒歩圏内でシロコロホルモンが食べられる店の案内をもらい、駅からほど近いこの店へ。
カウンター席メインの、如何にもホルモン焼き屋というディープな世界。
煮しまったお品書き。煙もうもう。きれいな格好で行く店じゃない。普段着で、日常食として肉を焼く店。さっと焼いて、さっと食べ、さっと店を出る。そういうお店。
しかしこういう店がいいのだ。煙もご馳走。香ばしいにおいが、店の外にまで広がる。駅から歩いて行ったのだけれど、地図がなくてもにおいをたどれば着いたかのような。ああ、お腹すいた。
肉が来たぞ! 右上からハツ、レバー、シロ。シロだけ2人前。で、どれも1人前390円。安い!
シロがツヤツヤ。
焼く。焼くとこんな感じで丸まる。シロがコロコロと丸まるのでシロコロってわけ。
これを味噌ダレで。このタレかうまい! たっぷりつけて食べるといい。内臓のクセを味噌が中和する。中和するどころか、そのクセがかえっていい味になるくらい。
ま、新鮮な内臓だから、もともとそんなクセないけどね。わずかに残るクセをうまくする工夫。このタレはそういうアイテム。
モツ煮も頼む。ホルモンがうまい店だから、当然モツ煮もうまいのだ。周りを見ると、常連みたいな人は、ひとりひとつ頼んでいる感じだったなあ。
追加でもういっちょシロ2人前とカシラ。
とカルビ。正肉も食べときましょう。これをだ。焼いて、タレに絡めてだ。
オンザライス!
うまいに決まってるだろ! 肉とタレとご飯。この三位一体の攻撃にかなうものなし! 嗚呼、惨敗さ。今夜も惨敗だよ。食欲には勝てないよ。食欲に何連敗してるか、わからんよ、もう。
カウンターメインだから、ひとりでカジュアルに焼いてもまったく問題ない店。東京から小田急線に乗ってわざわざ行ったとしても、1人前390円からという圧倒的なコストパフォーマンスが交通費を吸収して余りある。
厚木シロコロホルモン。焼肉は牛だけじゃないんだ。豚の実力を見せてもらったぞ。恐れ入った。
江ノ島のしらすではじまり、水族館を楽しみ、最後はホルモンでしめる。実にステキな一日でありましたとさ。
(完)
雨上がりの湘南を行く記事一覧
- 雨上がりの湘南を行く - その1 江ノ島編 - (旧姓)タケルンバ卿日記 2009-04-28
- 雨上がりの湘南を行く - その2 新江ノ島水族館編 - (旧姓)タケルンバ卿日記 2009-04-28
- 雨上がりの湘南を行く - その3 厚木シロコロホルモン編(完結) - (旧姓)タケルンバ卿日記 2009-04-28